How will advanced information technology transform values for governance and co-creation?
2024年7月28日に,東京大学内で第18回PICMET Japan Vision Meeting を開催いたしました.みなさまご参加ならびに活発な意見交換を有難うございました.
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人口減少下の日本では、サイバー・フィジカル空間を融合したシステムで人間中心社会を築くSociety5.0構想を始めとして、高度情報技術の社会応用の取り組みが積極的に検討されています。第18回Meetingでは、2つの視点から、高度情報社会で技術経営として取り組むべき課題について考えます。 第1はWeb3.0が特定の組織/地域に応用された形としてのDAO(分散型自律組織)の視点です。DAOは参加者間の直接的価値交換を可能にし、トークン経済圏として認識されています。しかし今後はそれが新たな民主主義の価値観を参加者に萌芽させ、地域づくりのアプローチを変革していくかもしれません。これを踏まえ、地域DAOの発展がもたらす、参加者間の新しい共創の在り方を考えたいと思います。第2は、人工物連鎖です。生成AIが状況をセンシングし、人工物が人工物を生み出し自律的に我々に価値提案していく時代に突入しようとしています。様々なデータ連携基盤が整うほど、生活者個人と人工物の共創に対してその恩恵は増すと考えられますが、一方で、集団や社会と人工物の共創、人工物同士の共創を含めると、新たな社会問題を引き起こしかねません。そこには、新たなサービスデザインが必要になってくるでしょう。こうした知識/価値創出のためのサービスデザイン視点について考えます。当日は、第一線で御活躍の方を2名お呼びし、半歩先の議論を皆さんとしていきたいと思います。どうぞ奮ってご参加のほど宜しくお願い致します。
13:30 – 13:40 趣旨説明ほか
13:40 – 14:40
Web3.0の思想に基づく新しい暮らしとデジタルガバメント
林 泰弘 (PwCコンサルティング合同会社 公共事業部 執行役員)
14:50 – 15:50
人工物連鎖:生成AI時代の人工物観とサービスデザインの接点
原 辰徳 (東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 准教授)
15:50 – 16:30 交流会 (紅茶と焼き菓子をご用意しております)










